ここではグラトリを行う上での基礎知識を紹介しております。推奨するセッティングやマテリアルの属性は、当チームが実際にトリックを行ってみての感想であり、一般的に必ずしも正しいとは言い切れませんので御了承ください。マテリアル、セッティングの質問等に関しては、こちらに書き込んで頂ければ、お答え出来る範囲でお返事したいと思います。
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【グラトリに最適なセッティングとは】
【スタンス幅】
両ビンディングまでの距離を言います。広めにセッティングすれば安定性は高まりますが、広すぎると滑りにくくなります。基本は肩幅と言われております。一般にパークメインのフリースタイルボーダーはやや広めに、鋭いカービングターンで滑走重視のボーダーは狭めにセットしている場合が多いと思います。グラトリに対しては、身長や板の長さでかなりの差が出てしまうと思いますが、極端に狭くセッティングしなければ、特にナーバスになる必要はないと思います。56cm前後に設定しております。
【セットバック】
スタンス幅で決定した両ビンディングの距離をボードのどの位置に固定するかがセットバックです。常に後傾姿勢で滑走しなければならないパウダーランや繊細なボードコントロールが要求されるカービングターンをメインとするボーダーは、ビンディングをボードのセンターより後ろにずらしてセットするのが一般的ですが、ことグラトリに関しては、センターで異論はないと思います。先述のようにレギュラースタンスとフェイキースタンスを頻回にスイッチするグランドトリックは、左右のバランスが出来るだけ同じ方が違和感なくトリックが可能だからです。一つの技をフェイキースタンスで練習する際にもセッティングが鏡面に近ければイメージもつきやすいと思います。
【スタンスアングル】
ビンディングの、板に対する角度がスタンスアングルです。この調整でガニ股になるか両足前向きになるかが決まります。初心者は両足前向きでセットするのが一般的ですが、グラトリに対してはガニ股いわるゆる"ダックスタンス"でこちらも異論はないと思われます。前足(+15〜27°)、後足(-8〜18°)の範囲で設定しております。
【フォワードリーン】
ハイバックの垂直方向の角度調整を指します。この角度によって重心の位置が影響される為、セッティングにはナーバスになります。少し角度をつけるとノーリーがしやすくなるといった声もありますが、オーリー系(アンディやノーリーブラインド)に関しては軸が取れなくなってしまい、危険です。ある程度のレベルに達するまでは、角度は付けないほうがいいと思います。
【ハイバックローテーション】
ハイバックをボードのエッジに対して平行にセッティングすることを指します。ハイバックローテーションを行うことによってヒールターンの際に力が効率的にボードに伝わると言われております。グラトリに対してはこちらもあまりナーバスになる必要は無いと思いますが、余力があれば調整してみても良いかもしれません。
【おわりに】
マテリアルのセッティングは、グラトリに限らずスノーボードでは大切なことですが、それ以上に技術が大切と考えます。セッティングを変更したことで練習していたトリックが急に出来る様になることはありません。それよりも始めに決めたセッティングで板に乗り続け練習することが、上達への近道だと思います。頻回にセッティングを変えると、体がセッティングの変更に慣れるまでに時間がかかり、かえって上達の妨げになってしまいます。
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